『異彩』を放つ中小経営者巡り

元甲子園球児が中小企業経営者から魂の言葉を聞き、その魅力を野球を交えて解釈します。

浜野製作所 代表取締役 浜野慶一さん

野球に例えるなら
ルーズヴェルトゲーム】

 
こんにちは!
中小企業経営者の熱い言葉を聞くのが好きな
元甲子園球児、ヤマカワベンチです。

今回は私に衝撃と感動を与えてくださった
浜野製作所の代表取締役、浜野さんについて書かせていただきます。

浜野さんは金属の部品加工等を行われている墨田区の2代目社長さんですが、

産学官連携・地域貢献等、一企業経営者に留まらない大変な成果を挙げていらっしゃる方です。詳細はこちら↓

https://hanjohanjo.jp/article/239

大手企業を抑えてものづくり日本大賞を受賞されたり、天皇陛下が視察に来るなど、

普通では考えられない実績を残されています。

2年前に浜野さんの工場を訪問させていただいてから浜野さんのファンとなり、

ご活躍に注目してきましたが、先日浜野さんの講演会にも出席させていただき、

改めてそのエピソードと物の考え方に感銘を受けました。

工場の全焼や多くの苦難に直面する中で、そこで触れた人の温かさを大切にされており、これだけ実績を残された今も、どんな人にも丁寧に、そして、真摯に対応を

されています。

墨田区はもしかすると日本で一番モノづくりに適していないかもしれない(隣の家も近く、振動・騒音問題もある)とおっしゃる中で、それであれば「他ではできない、ここでしかできないことをやる」というコメントも残されていました。

まさに「最大の弱みは強みに変えられる」ということを感じました。

言うは易しですが、ポジティブな発想の転換とひたむきな行動力、

そして、自社に留まらず、どう地域社会に貢献していけるのか?という想いが

あるからこそ、ドラマのように人の心を動かす逆転劇が生まれたのだと思います。

 

かつて甲子園最多勝監督が「点は取られたら取り返せばいい。しかし、逆境を跳ねのけられるのは、普段からやるべきことを積み上げた者だけ。」という言葉を残しました。社会でそれを実行されているのが浜野さんでした。

 

偉大な先輩に少しでも近づけるよう自分も逆境でこそ輝ける人間になりたいです。

 


ヤマカワベンチ